行政書士

行政書士と中小企業診断士の難易度・ダブルライセンスの相性は?

今回は行政書士と中小企業診断士の難易度・ダブルライセンスの相性は良いのかというテーマで記事を書いていきます。

“お悩み君”
“お悩み君”
行政書士と中小企業診断士でどっちを受験しようか悩んでいるんだけど、どっち方が良いのかな?難易度の違いとか、ダブルライセンスの相性なんかも知りたいな。

こういった方に向けて書きました!

この記事を読んでもらえれば行政書士と中小企業診断士のダブルライセンスの相性は良いのか?どちらの方がおすすめなのかを知ることができるのでぜひ最後まで読んでみてください。

中小企業診断士と行政書士ならどちらの方が難易度が高い?

どちらかといえば中小企業診断士の方が難易度は高いです。

行政書士の合格率が15%程度に対し、中小企業診断士が5%前後となっています。

また、行政書士の試験は年に1回のみとなっているのに対し、中小企業診断士は第2次試験まであるため、中小企業診断士の方が合格までにかかる労力も多いです。

中小企業診断士は暗記のみが必要な行政書士試験の勉強にに加え、論理的思考学習も必要になるため、暗記が得意な方は行政書士試験を、論理的に考えるのが好きだという方は中小企業診断士試験を受験することをお勧めします。

中小企業診断士と行政書士それぞれ合格までに必要な勉強時間

中小企業診断士の試験に合格するために必要な時間は1000~1200時間、行政書士の試験に合格するために必要な時間は500~800時間と言われています。

行政書士は試験が一回しかないため、少ない時間で合格されている方もいらっしゃいます。

どちらも出題傾向としては広く浅いため、時間をかければ確実に合格できる内容となっています。

中小企業診断士の試験勉強は数字に強い方にとって取り組みやすく、行政書士の試験勉強は暗記が得意で法律や判例を簡単に覚えられる方に向いています。

中小企業診断士と行政書士の年収はどっちが高いの?

平均年収は中小企業診断士がおよそ700万円、行政書士がおよそ600万円と言われています。

どちらの職業も独立して開業される方が多いため、個人の能力に年収がかなり左右される職種となっています。

そのため、年収がかなり高い方は高くなり、平均を押し上げるため、平均はあくまで平均だということを理解した上で数字の吟味をされてください。

どちらの職種でも、満足のいくサービスを顧客に提供できればかなり高い年収が見込めるということです。

行政書士と中小企業診断士、ダブルライセンスは相性が良い?

行政書士と中小企業診断士のダブルライセンスの相性はかなり良いものだと見られています。

中小企業診断士の資格だけでは法律の面の細かい部分まで助言は難しいですが、行政書士を取得することでより具体的な提案を企業側に持ちかけることができるようになります。

よって、企業側にとっては提案から書類作成まで一人で行える人材として重宝されることになります。

また、企業設立の際に行政書士として書類作成を手伝った会社に設立後も中小企業診断士として相談に乗り続けるといった長い付き合いも可能になります。

行政書士と中小企業診断士ならどちらの資格がおすすめ?

中小企業診断士は中小企業の経営相談に乗ることが多いですが、相手が中小企業であるため、なかなか費用の捻出が難しく、中小企業診断士一本では仕事をもらいにくいのが実情です。

ただし、経営分析できるため、副業として経営コンサルを行い、活躍してらっしゃる方もいます。

一方、行政書士の業務の中には独占業務が存在し、法律に対する知識も深いので、需要が高くなっています。

ただし、独立して開業しなければ仕事を見つけることは困難なので、独立したいのであれば行政書士、何かの資格と一緒に役立てたり、転職や就職などのために活用したいのであれば中小企業診断士の資格を取るのがお勧めです。

中小企業診断士と行政書士を同時に取得することはできる?

試験日が中小企業診断士の第1次試験が10月、第2次試験が12月に対し行政書士が11月となっているため、計画をしっかりと立ててれば同時並行で取得することも不可能ではありません。

が、どちらも難易度が高くかなりの勉強時間を要するため、働きながら両方を取得する、というのは一筋縄でいくものではありません。

ダブルライセンスを目指す場合、難易度の低い行政書士の資格を先に取得することをお勧めします。

中小企業診断士の試験を受ける際にも法律の知識があらかじめ身についており、取り組みやすくなるからです。

中小企業診断士の試験概要

経済産業大臣が指定する指定試験機関である一般社団法人中小企業診断協会が行う試験です。

年齢や学歴による受験制限はありません。第1次試験が8月上旬の、第2次試験の筆記試験が10月上旬・下旬の日曜日、口述試験が12月中旬の日曜日に開催されます。

第1次試験は二日にわたって開催され、筆記試験で、多選択式で行われます。
試験科目は経済学・経済政策、財務・会計、企業経営理論、運営管理(オペレーション・マネジメント)、経営法務、経営情報システム、中小企業経営・中小企業政策の7つあります。

一方、第2次試験は筆記と口述に分かれており、それぞれ1日で開催されます。筆記は中小企業の診断及び助言に関する実務の事例という科目が4つに分かれています。

試験地は第1次試験が8地区、第2次試験が7地区で、試験会場を指定することはできません。

中小企業診断士の合格基準

合格基準は第1次試験が総点数が満点の60%以上あり、かつ1教科も満点の40%未満の科目がないこと、第2次試験も筆記試験は同様に総点数が60%以上で40%未満の科目がないこと、口述試験は満点の60%以上あることです。

第1次試験の13,000円、第2次試験の17,200円はそれぞれATMでのお支払いも可能ですが、払込書での送金が必要になります。

行政書士と中小企業診断士の仕事内容の違い

それぞれの仕事内容の違いを比較していきます。

行政書士の仕事内容

行政書士は官公庁へ提出する書類を作成したり、提出手続きの代理業務を行ったり、書類作成に伴う相談に乗ったりします。

作成する書類は契約書、示談書、念書など様々で、非常に重要なものばかりです。一方、中小企業診断士は中小企業の経営上の相談に乗り、問題を解消すべく計画を立てたり課題を分析したりします。

中小企業診断士

行政書士には独占業務があるため、多くの方が独立し開業しているのに対し、中小企業診断士は独立している方も多くいらっしゃいますが、企業に勤めてらっしゃる方もいます。

経営コンサルタントとして独立されている方や、副業として経営コンサルタントをされる方もいらっしゃいます。

企業に勤めてらっしゃる方は自社の経営の分析を行う方もいらっしゃいますし、経営に関する仕事を任せてもらえる可能性も高まります。

行政書士の中にも行政書士や司法書士事務所で働いてらっしゃる方もいますが、狭き門となっています。また、企業の法務部や総務部での活躍もできます。

行政書士・中小企業診断士に合格するためのおすすめの方法

結論から言うと、どちらの資格を受験するにしても通信講座を使うのがおすすめです。

通信講座は通学に比べると費用を抑えることができますし、独学に比べて効率的に学習することができるからです。

この辺りおすすめの通信講座は下の記事でまとめてあるので、そちらを参考にしてみてください。

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