今回は行政書士は兼業できるのか?について取り上げてみました。
今回はこういった疑問に答えていきます。
この記事を読んでいただければ次のようなことがわかります。
- 行政書士の兼業はできるのか?
- 専業と兼業のあなたはどちらに向いているか?
- 兼業のメリット、デメリット
ぜひ最後まで読んでいただいて、兼業行政書士も視野にいれてみてください。
目次
行政書士は兼業できるのか?
大前提として、行政書士は兼業できるのでしょうか?
結論はできます。
行政書士は別の仕事をしながらでも独立できるんです。
よく行政書士は稼げないと言う記事を目にしませんか?
実際行政書士は稼げる職種ではありますが、最初から軌道に乗せるのは難しいです。ほとんどの人が独立から3年以内に廃業していきます。
それならば今している仕事を続けながら空いた時間で行政書士として兼業でスタートしてみるのはアリですよね。
兼業と専業はどっちがいいのか?
では兼業と専業はどちらが良いのでしょうか?
これは人によって変わります。兼業に向いている人と、専業に向いている人それぞれ深掘りしていきます。
兼業が向いている人
以下のケースに当てはまる方は兼業行政書士に向いています。
- 行政書士として独立するのが不安
- 今の仕事にある程度満足してる
- 休日に行政書士の業務ができる
- 一年間収入がなくても生活できるほどの貯金がない
もしこの4つの項目に当てはまるようであれば、一旦は兼業としてスタートした方が良いかもしれません。
兼業することの最大のメリットは今の環境を変えることなく、収入を増やすことができらことだと思います。
兼業からスタートさせれば、低リスクの中でビジネスをスタートさせることができます。
もちろん専業に比べると行政書士として動ける時間は短くなりますが、その分精神的な安定は大きいはずです。
必ずしも専業で1本で勝負するのが正解ではありません。着実に描く未来に近づくにはどれが最短ルートかを考えましょう。
専業に向いている人
次に専業に向いている人は次のケースに当てはまる人です。
- 行政書士で成功できる自信がある。成功のイメージができる。
- 今の仕事がそんなに好きでない
- 1年間収入がなくても生活できるだけの貯蓄がある
- 今の仕事を辞めないと行政書士として働く時間がない
こういった4つのケースに当てはまる方は専業1本で勝負してみてもいいと思います。
専業は兼業に比べるとかなりハイリスクです。新しいビジネスを軌道に乗せないといけませんし、それまで収入がない可能性だってあります。
でもその分リターンは大きいです。
険しい道のりでもそれに打ち勝てるメンタルと、貯蓄を持っているなら専業で勝負してみるといいかもしれませんね
会社員が兼業する時に気をつけるべきこと
会社員の方が行政書士として働くということは副業扱いになるので注意しましょう。
近年ではかなり減ってきましたが、副業を禁止している会社も未だにあります。
もし勤務先が副業を禁止しているのであれば行政書士として兼業をするのは難しいかもしれません。
それでも行政書士として働きたいのであればこっそりやってみるか、職を変えるのかの二択ですね。
行政書士兼業のメリット
兼業のメリットは大きく次の4つがあります。
- 開業のリスクを下げれる
- 月の収入が確保できるので精神的に安定できる
- 新たなマーケットを狙える可能性がある
- 上手くいけば収入を早い段階で上げれる
これらを1つずつ深掘りしていきます。
開業のリスクを下げれる
行政書士兼業の1つ目のメリットは、開業のリスクを下げることができるということです。
開業するときに1番怖いのってこれから事業が上手くいくのか?きちんと生活していけるのか?ということですよね。
この不安な気持ちは、兼業でスタートすれば解決することができます。
兼業からスタートすれば今の生活水準を下げる必要がありません。
開業=敷居の高いものから簡単にいつでもできると考えれるようになるのでおすすめです。
精神的に安定する
2つ目のメリットが精神的に安定できるということです。
もし兼業をせずにいきなり独立をするとなればあなたを襲ってくるのは不安の波です。
支払いはできるかな。集客できるかな。失敗してお客さんから怒られないかな。
メンタルがやられます。
そんな時でも、もう1つの仕事で生活費用を稼げておけば精神的にもかなり楽に感じるはずです。
人はお金がなく精神が不安定な時にはあまり良い決断ができないものです。
新しいマーケットを狙える可能性がある
3つ目のメリットが新しいマーケットを狙える可能性があるという点です。
例えば仮にあなたが不動産の営業マンだったとします。
さらに行政書士も兼業でしていればあなたは不動産に詳しい行政書士という立ち位置を取れるわけです。
行政書士や不動産の営業マンは日本にたくさんいますが、不動産に詳しい行政書士となれば数は減ります。
さらに英語も話せるとなればもっと数は数は減るはずです。
こうしてスキルを掛け合わせることで新しいマーケットを狙うことができます。
新たなマーケットを見つければそこはブルーオーシャンであなたの1人勝ちです。
上手くいけば早い段階で収入が上がる
4つ目のメリットがうまくいけば早い段階で収入が上がるということです。
兼業をするということは2つの場所から収入が入ることになります。
その分早い段階で行政書士の仕事を軌道に乗せることができれば収入を格段に上げることができます。
兼業のデメリット
もちろん兼業することはメリットばかりではありません。
行政書士を兼業することのデメリットは次の4つです。
- 労働時間が長くなる
- 研修やセミナーに参加しにくい
- 市役所などが閉まっている
- かなり効率が良くないと結果が出にくい
これらも1つずつ深掘りしていきます。
労働時間が長くなる
行政書士兼業のデメリット1つ目が、労働時間が長くなるということです。
兼業すれば当たり前ですが労働時間がその分長くなります。
平日仕事の後、もしくは休日に行政書士としての仕事をするわけなので今までであれば休んでいたはずの時間です。
その分身体への負担も大きくなってきます。金銭面という精神面では兼業は安定しますが、体力面では不安定になりがちです。
研修やセミナーに参加しにくい
2つ目のデメリットが、研修やセミナーに参加しにくいという点です。
行政書士になると行政書士会などが主催してる実務講習会に参加できるようになります。
実務講習会では実際の業務の手続き方法などを教えてもらえます。
ただ開催されるのが平日のお昼や夕方だったりもするので兼業してる方は自分の参加したい講習会に参加できないかもしれません。
市役所などがお休み
3つ目が市役所などがお休みという点です。
行政書士が書類を提出する市役所や区役所などは土日がお休みで、平日も17時までのところがほとんどです。
なので何か必要書類を取りに行かないといけなくなった場合や提出しないといけない場合には上手く日程を調整する必要があります。
効率が悪い結果が出にくい
4つ目のデメリットが効率が悪いと結果が出にくいという点です。
専業で行政書士をしている人に比べると兼業の場合には時間が圧倒的に少ないです。
もともと人脈が豊富にあったり、資金が潤沢な人であれば別ですが、何もない人同士であれば専業の方が結果がでるスピードは早いはずです。
それだけ行政書士に使える時間がたくさんあるわけなので。
なので兼業の人が専業の人よりも早く大きな結果を出そうと思えばとにかく効率よく業務や集客を行なっていくしかありません。
これが上手くできないと、10年経ってもずっと兼業のままで、行政書士として活躍できないという生活が続いてしまいます。
専業行政書士は実はかなり少ない!?
実は行政書士を専業としている方はかなり少ないです。
正確な数字は分かりませんが、全体の20%以下くらいなのではないかと私は感じています。
つまりほとんどの行政書士は何か別の仕事をしながらで行政書士という仕事をしているといえます。
サラリーマンの人もいれば、他の士業として働いてる方もいるでしょう。
不動産の営業との兼業してる人も中にはいれば、エンジニアとの兼業してる人もいてケースは様々です。
なので行政書士に合格したから即開業ではなく、自分が今している仕事と兼業しながらスタートすることもできるわけです。
もっと言うなれば別の仕事を極めながら副業として行政書士で働くというのでも良いわけです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は行政書士の兼業についてそのメリットやデメリットについても説明してきました。
内容をまとめておくと次のようになります。
- 行政書士の兼業はできる
- 自分は専業と兼業どちらに向いているのか知る必要がある
- ほとんどの行政書士は兼業
行政書士は他の仕事もしながら副業としても働けるがいいですね。
今回の内容で分からないことや、ここをもっと知りたい!などの要望があればぜひコメントお待ちしております。
では最後までお読みいただきありがとうございました。