今回は行政書士に独学で合格するために必要な勉強時間について解説していきます。
今回はこういった悩みを持っている方にオススメの内容となっています。
この記事を読んでいただければ次のようなことが分かります。
- 行政書士に独学で合格するために必要な勉強時間
- 分野別の学習時間配分
- 時間を短縮して合格する方法
この記事を書いている私は実際に10ヶ月の学習時間で行政書士試験に合格しているのである程度信頼性の担保になるはずです。
この記事を読んで行政書士合格までの学習時間を把握し、最短ルートで合格を掴み取ってください。
目次
行政書士の独学合格に必要な勉強時間

行政書士の独学合格に必要な勉強時間は人によってもちろん違います。
今まで一生懸命勉強をしてきた人なら500時間でも合格できるかもしれませんし、全く勉強してこなかったという人であれば1500時間かけても合格できないかもしれません。
ただ平均的な人(偏差値50)くらいの人であれば合格までに必要な勉強時間は最低でも1000時間は必要だと私は思います。
行政書士試験の出題範囲というのはとにかく広いです。なので効率的に勉強を進めなければどれだけ時間があっても足りません。
1000時間で合格できると仮定するのであれば、1日3時間の勉強を毎日したとすればおよそ11ヶ月必要です。
毎日5時間であればおよそ半年です。
どのくらいの期間で合格できるのかは、その人自身がどのくらいの時間を毎日学習に当てることができるのか?によって変わってきますね。
オススメの勉強開始時期
先ほど説明したように行政書士合格に必要な学習時間はおよそ1000時間です。
とすれば試験の日から逆算してどのくらいの時間が残されているのかを把握しなくてはいけません。
オススメの勉強開始時期は1年前の11月からです。
やはりしっかりと使える時間を確保して、毎日コツコツと勉強をしておいたほうが合格の確率は上がります。
もちろん人によっては自分は短期集中の方が向いているという人もいると思うので、そういった方々は半年前から一気に勉強を詰め込む方がいいかもしれません。
分野別の目標点数

学習を始める前にはまず分野別の目標点数を理解しておきましょう。
全ての分野に均等な時間をかけて学習するのは非効率です。
目標とする点数からどの分野に1000時間のうちどのくらいの時間をかけるのかのスケジュールを立てましょう。
- 基礎法学:4点/8点
- 憲法:12点/20点
- 民法:48点/76点
- 行政法:74点/112点
- 会社法:12点/20点
- 一般知識:40点/56点
- 合計:190点
行政書士試験は180点で合格ですが、余裕を持って190点で分野別の目標点数を設定してみました。
この目標点数から行政書士試験でどの分野に力を入れていかなければいけないのかを考えていきましょう。
分野別の学習時間配分

分野別の目標点数からさらに分野別の学習時間配分を解説していきます。
民法と行政法にとにかく力を入れる
とにかく行政書士試験のポイントは民法と行政書士です。
この2つの分野で188点あります。極論を言うと、この2つの分野を満点取ることができれば後の分野が0点でも合格できるわけです。
※一般知識は14点中6点以上取らないといけないので正確にはこれでは不合格になります。
なので1000時間のうち大半の時間を民法と行政法に使うことをお勧めします。
全体の8割くらいの時間をこの2つの分野にかけてもいいくらいです。
憲法、会社法には力を入れすぎない
憲法と会社法は満点でも20点です。
なので5問中3問くらいを正解できることを目標にして学習しましょう。
特に会社法に関しては範囲が膨大に広く、すべてやり切るのは不可能に近いです。
あまり深追いはせずにある程度の学習をして、あとは民法・行政法に時間を回しましょう。
一般知識の対策は難しい

一般知識の対策はかなり難しいです。なぜなら年度によってかなり傾向が変わるからです。
一般知識の場合には14問中6問取れなければ足切りで不合格になってしまいます。
行政書士試験の合格条件は①合計180点以上、②一般知識で24点以上の2つあります。
試験全体の点数は良かったけれど一般知識が5問しか正解できなくて不合格になった。という人はたくさんいます。
私個人の意見としては、一般知識はあまり時間をかけなくても良いのではないかと思っています。
どうせ対策してもその通りの問題が出ることはないのでそれなら毎日新聞を読む程度にしてあとは別の分野に時間を使うことをお勧めします。
記述対策は試験の2ヶ月前からでも間に合う
行政書士試験はマーク問題と、行政法・民法から合計3問分の記述問題が出題されます。
この記述問題の対策は試験日の2、3ヶ月前から開始しても間に合います。それまでは民法と行政法のマーク問題をしっかりと理解することに力を入れましょう。
マーク問題で理解を深めておけば、記述問題はかなり定着が早くなります。
過去問には時間をかけすぎないこと

注意すべき点としては、過去問に時間をかけすぎないということです。
なぜかというと、行政書士試験は過去問から同じ問題が出題される可能性がかなり低いからです。
なので過去問をきちんと対策したとしても、本番で全く得点が取れないという状況になってしまいます。そうなってしまうと時間の無駄ですよね。
過去問の中でも行政法に関しては、似たような問題が出題される傾向があるので行政法は重点的にして、後の分野は軽く目を通すくらいで十分です。
もっと勉強時間を短縮したいと思うなら

さてここまで目安の勉強時間は1000時間ということを説明してきました。
ここでこんな思いの人も多いはずです。
その気持ちすごく分かります。自分も全く同じことを思っていました。
そこでそんな方にオススメ学習法が通信講座を利用することです。
予備校に通うとなると金額もかなり高くなります。だから独学で合格を目指したいですよね。
ただ通信講座であれば、費用もそれほどかからず、なおかつ効率的に合格を目指すことができます。
オススメの通信講座は『フォーサイト
フォーサイトの合格率はなんと37.3%で業界トップクラスです。教材も分かりやすくこれを使えば合格までかなり時間短縮ができるはずです。
結局1年間勉強して落ちるのであれば、ある程度お金を払ってでも1年目で合格してしまう方が最終的にはコスパがいいのではないかと思います。

まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は行政書士に独学で合格するために必要な勉強時間について説明してきました。
内容をまとめると次のようになります。
- 行政書士合格に必要な勉強時間の目安は1000時間
- とにかく民法と行政法に時間を使う
- 時間短縮をしたいなら通信講座を利用する
行政書士試験は難しいですが、しっかりと対策を立てて努力をすれば合格できる試験です。
今回の記事を参考にしていただいて、ぜひ今年で1発合格を掴み取ってください!
では最後までお読みいただきありがとうございました。