今回は行政書士試験は過去問だけで合格できるのか?についてついて解説していきます。
こういった疑問を解決します。
結論から言うと、行政書士試験は過去問だけで合格することはかなり難易度が高いです。なので過去問の上手な活用方法を知っておくことをおすすめします。
- 行政書士試験には過去問だけで合格することができるのか?
- 行政書士過去問の活用方法
- 行政書士過去問は何年分解くのが良いのか?
- 過去問以外でおすすめの教材
この記事を書いている私は過去問を活用しつつ、1年目で行政書士試験に合格することができたのである程度信頼性はあるはずです。
上手く過去問を活用して、行政書士試験の合格を目指しましょう。
目次
行政書士試験は過去問だけで合格することができるのか?

結論は行政書士試験に過去問だけで合格するのはかなり難易度が高いです。
なぜなら行政書士試験は過去問から同じ問題が出題される可能性はかなり低いからです。毎年出題される問題の傾向は変化します。(後ほど説明しますが、行政法だけは例外)
過去問でいくら満点を取れるようになったとしても、本試験で
ということになってしまいがちです。
実は行政書士試験の難易度は年々上がっている
以下の表は過去の行政書士試験の合格率推移になります。
年度 | 申込者数 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|---|
平成18年度(2006) | 81,163 | 70,713 | 3,385 | 4.8% |
平成19年度(2007) | 81,710 | 65,157 | 5,631 | 8.6% |
平成20年度(2008) | 79,590 | 63,907 | 4,133 | 6.5% |
平成21年度(2009) | 83,819 | 67,348 | 6,095 | 9.1% |
平成22年度(2010) | 88,651 | 70,586 | 4,662 | 6.6% |
平成23年度(2011) | 83,543 | 66,297 | 5,337 | 8.1% |
平成24年度(2012) | 75,817 | 59,948 | 5,508 | 9.2% |
平成25年度(2013) | 70,896 | 55,436 | 5,597 | 10.1% |
平成26年度(2014) | 62,172 | 48,869 | 4,043 | 8.3% |
平成27年度(2015) | 56,965 | 44,366 | 5,820 | 13.1% |
平成28年度(2016) | 53,456 | 41,053 | 4,084 | 10.0% |
平成29年度(2017) | 52,214 | 40,449 | 6,360 | 15.7% |
平成30年度(2018) | 50,926 | 39,105 | 4,968 | 12.7% |
これだけ見ると行政書士試験の合格率は上がってきていて、毎年易しくなっているのではないかと思いますよね。しかしそれは大きな間違いで、試験問題はどんどん難しくなっています。
ではなぜ合格率が上がってきているのか?
合格者の大きな割合を占めるのは行政書士試験のためだけに勉強をしてきた人ではなく、さらに上の難易度が高い試験を受験する予定の人たちがとりあえず受験して合格しているのです。
つまり素人(法律の勉強をこれまでしたことがない)が容易く合格できる試験ではなくなってきているのです。
過去問だけで合格できる人は全体の少数派
とはいえ、過去問だけで行政書士試験に合格している人もいます。
ネットで検索してみれば分かると思いますが一定数過去問だけで合格しました!という人もをあなたも見たことがあるはずです。
ただ忘れてはいけないことが、過去問だけで行政書士試験に合格した人は少数派だということです。この人たちは元々の基礎能力が高かったかもしくは、当日たまたま運がよくて合格した人たちです。
行政書士試験に過去問だけで合格を目指すというのはかなり再現性が低いと私は思っています。
行政書士試験における過去問の活用方法
では行政書士試験の過去問はどのように活用していけば良いのか?について解説していきます。
行政書士試験において過去問は次のように活用するのがおすすめです。
- 試験の形式を理解する
- 実際に解いてみて時間配分の感覚を身につける
- 行政法だけは全ての問題を解いてみる
これらを深掘りしていきます。
試験の形式を理解する

行政書士試験の勉強を始めた時ってどの分野から、どんな問題が出題されるのかが分からないですよね。
そんな時に一度過去問を解いてみることで、試験の出題形式を理解することができます。
全く解けなくても気にしなくて大丈夫です。全体像を掴むということが重要です。
実際に解いてみて時間配分の感覚を身につける

もう一つ重要なことが、時間配分の感覚を身につけるということです。
行政書士試験は合計で3時間の試験時間ですが、その中でどの分野から問題を解き始めるのlか?どの問題にどのくらいの時間をかけるのか?の感覚を過去問を解きつつ身につけておきましょう。
ある程度過去問を解いていくにつれてその感覚が掴めて来るはずです。
行政法だけは全ての問題を解いてみる

過去問の中で唯一しっかりと解いておいた方が良い分野が行政法です。
全ての問題ではありませんが、一定数過去問から出題される傾向が高いのできちんと時間をかけて行政法の過去問は解いておきましょう。
行政書士の過去問は何年分解くのが良いのか?
結論としては過去5年間分を軽く一周すれば大丈夫です。なぜなら本試験に同じ問題が出題されることがないからです。
ですが、先ほども解説したように行政法だけは過去10年間分を3周以上はしておいた方が良いです。
私も実際に行政法の過去問だけはひたすら繰くことで、本試験でも行政法で高得点を取ることができました。
行政書士の勉強で過去問以外に使った方が良い教材
結論としては通信講座を使う方法がおすすめです。
通信講座は合格に必要な箇所に絞って教材を作成してくれているので、過去問プラス通信講座を使うことで不足している知識を定着させることができます。
私が一番オススメしているのは受講生の37.3%が合格している『フォーサイト』ですが、人によって教材に求めることが違うと思うのでまずは『行政書士通信講座のおすすめランキング8選【完全徹底比較】』を参考にしてみてください。
過去問にはあまり時間をかけ過ぎない方が良いです

今回は行政書士試験は過去問だけで合格できるのかについて解説してきました。
結論としては行政書士試験に過去問だけで合格するのは難易度高めです。なので過去問にあまり時間をかけ過ぎるのではなく、あくまでもサブの教材として活用するのがオススメです。
最後に過去問に3つの活用方法をまとめておきます。
- 試験の形式を理解する
- 実際に解いてみて時間配分の感覚を身につける
- 行政法だけは全ての問題を解いてみる
過去問を上手く活用して今年で合格を目指しましょう!
では最後まで読んでいただいてありがとうございました。