行政書士

行政書士の平均年収の現実。いくら稼げるの?

今回は行政書士の平均年収は現実どのくらいなのか?について解説していきます。

“お悩み君”
“お悩み君”
行政書士の平均年収ってどのくらいなのかな?よく食えない資格ってネットでは言われているけど実際はどうなんだろう?

今回はこういった疑問を解決していきます。行政書士になったらどのくらい稼げるのかって割と気になる内容ですよね。

この記事で分かることは次のようなことが分かります。

今回の記事で分かること
  1. 行政書士の平均年収
  2. 食えない資格と言われている本当の理由
  3. 行政書士で稼ぐための方法

ぜひ今回の記事を参考にしていただいて行政書士として稼ぐヒントにしてみてください。

行政書士の平均年収の現実。いくら稼げるの?

行政書士の平均年収に関して、日本行政書士連合会が2018年に行ったアンケートでは次のような回答になっています

年間売上高 人数 割合
H30
割合
H25
500万未満 3.415 78.7% 78%
1000万未満 492 11.3% 11.4%
2000万未満 230 5.3% 5.0%
3000万未満 80 1.8% 1.9%
4000万未満 35 0.8% 0.9%
5000万未満 23 0.5% 0.6%
1億未満 36 0.8% 0.7%
1億以上 11 0.3% 0.3%
未回答 16 0.4% 1.2%
合計 4338 100% 100%

引用元:日本行政2018年10月号

こう見ると500万円未満が8割以上を占めていることが分かります。

行政書士の平均年収は600万前後と言われていますが、実際は上位層が平均年収を吊り上げているという状態です。

ほとんどの行政書士が年収500万円以下ということになります。

“お悩み君”
“お悩み君”
やっぱり行政書士ってあんまり儲からないんだな。

と思うかもしれませんが、逆に考えれば上位1割に入ることができれば1000万円以上を稼ぐこともできます。すごい人だと1億円を超えていますね。

つまり上を見れば稼いでいる行政書士はたくさんいることが分かります。上を見るか、下を見るかで見え方が全く違いますね。

業務によっても年収が異なる

行政書士は1万種類以上の書類を作成することができると言われており、案件の単価もその業務によって異なります。

以下は業務別の報酬が高い順のランキングになります。

ランキング 業務内容 1件あたり申請料
1位 薬局開設許可 1,233,333円
2位 産業廃棄物処理業許可申請 678,342円
3位 知的資産経営報告書作成 674,118円
4位 帰化許可申請 651,429円
5位 遺留分特例に基づく合意書の作成 566,000円

なんと一番報酬の高い『薬局開設許可』であれば1件で120万円以上の報酬をもらうことができます。もちろんその分手続きの難易度は高くなります。

つまりどの分野を選ぶかにもよって行政書士の年収は変わってくるとも言えます。

行政書士の8割以上は3年以内に廃業すると言われている

行政書士の8割以上が廃業すると言われています。

いったいなぜなのでしょうか?知り合いの行政書士の先生に聞いてみたところ次のように仰っていました。

多くの行政書士が廃業していく理由は、マーケティングを間違えているからです。

行政書士には様々な分野の業務があります。有名どころでいくと、許認可業務、遺言・相続、離婚業務、国際業務、会社設立、契約書作成などですね。

失敗する人はこれらのどの業務を初めに狙うか?も考えないままスタートをするので3年以内に廃業という悲惨な形になってしまうとおっしゃっていました。

再認識しておくべきことは、行政書士として開業するということは1人の経営者になるということです。行政書士の開業は資格さえあれば誰でも簡単にできます。

それがゆえにロクに考えもせず、見切り発車でスタートする人が本当に多いです。もし行政書士として儲けたいという思いがあるのならまずは自分が1人の経営者であることを自覚することが大切ですね。

行政書士が儲からないと言われる理由

ネットではよく『行政書士は儲からない』と言われていますね。確かに行政書士の8割以上が開業から3年以内に廃業するのであれば儲からない業界と呼べるかもしれません。

しかし、上位1割の人は年収1000万円以上を達成しており、中には1億越えの強者もいるわけです

ただこの1割の人は中々表に出てきません。なのでネットで『行政書士 儲かるのか?』で検索してもその記事を書いている人はほとんどが9割の人たちなんです。

それがゆえに行政書士=儲からないという風な印象になってしまっていますね。

行政書士が平均年収を上げるためにするべき2つのこと

では行政書士としてどうすれば平均年収を上げることができるのでしょうか?

こちらの本では次のように書かれていました。

  • 業務スピードを上げる
  • 集客を増やす

これらを1つずつ深掘りしていきます。

業務スピードを上げる

まず1つ目が業務スピードを上げることです。

行政書士の仕事には値段が決まっていません。ただ相場でおよそこのくらいというのが設定されています。

例えば古物商の許可であれば相場単価が5万円ほどです。

極端な例を出して話すと、この仕事を1時間で終わらせれば時給が5万円、100時間かけたとしたら時給が500円になるわけです。a

つまり行政書士は業務スピードと比例して時給が変わります。

どれだけ業務スピードをあげれるか、またどれだけ業務に精通しているかが収入を上げるには重要なポイントになります。

集客を増やす

2つ目が集客ができるということです。

どれだけ業務スピードが早くて仕事ができてもお客さんがいなければ全く意味がありません。

つまり集客がきちんとできる→業務を早くこなせるのサイクルをうまく回せた時に行政書士は成功します。

集客の方法にはインターネットを使った集客や、アナログでの集客、SNSを活用した集客など方法は様々です。

思いついたことはすべてやってみましょう。その中で自分に合った集客方法が必ず見つかるはずです。

行政書士で年収を上げるためにオススメの本

行政書士で年収を上げるためには情報を集めることが重要ですね。

冒頭でも話しましたが、行政書士の9割が廃業するのは何も考えずに見切り発車した結果だと言われています。

そうならないためにも先人の人たちが残した情報を本からしっかりと学びましょう。

開業準備実践講座

これまでに行政書士で一番儲けた人

最後に行政書士として大成功を収めた方を紹介します。行政書士の人であればほとんどの方が知っているのではないでしょうか?

それが金森重樹さんです。

金森さんは元々借金1億2千万から行政書士として開業し、初年度から6000万円を売り上げ、開業から3年目から年収1億を達成した伝説の行政書士です。

実際に金森さんがどのようにしてお金を稼いだのかは上の動画を見れば分かります。

金森さんのように考え方ひとつで稼げないと言われているこの業界でもずば抜けて儲けることができるんですね。

行政書士の平均年収は高くないけど、上位1割に入れば1000万円以上稼げる業界

以上が結論になります。行政書士の平均年収は300~500万円ということでしたが、上位の1割に入ることができれば大きな利益を手にすることができといった感じですね。

上位1割に入るためにもまずはしっかりと情報を集め、①業務スピードを上げる②集客を増やすの2つに注力してみましょう。

そうすれば夢の年収1000万円も達成できるはずです。

では最後まで読んでいただいてありがとうございました。

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