今回は行政書士試験の一般知識で足切りにならないための学習方法について解説していきます。
今回はこういったお悩みを解決します。
この記事を読んでいただければ次のようなことがわかります。
- 一般知識の目標点数
- 一般知識に必要な学習時間
- 一般知識の学習方法
ぜひ最後まで読んでいただいて、本番で足切りに合わないように準備を進めましょう!
目次
一般知識の目標点数
一般知識は14問中6問以上を正解できなければその時点で不合格になります。
民法や行政法で高得点を取っていたにも関わらず、一般知識の6点が取れずに合格ができなかったという人はたくさんいます。
では一般知識は各分野どのくらいの得点を取ればいいのでしょうか?
- 政治経済社会:4/7
- 情報通信・個人情報保護:3/4
- 文章理解:3/3
14問中10点を目標点数にしましょう。
少し高めに設定はしていますが、目標を6点にしていては足切りにあってしまいます。
目標点を目指して頑張ってみてください。
一般知識で足切りにならないための学習目安時間
こんなお悩みを持っている方もいるはずです。
結論から言うと、行政書士の一般知識には20〜30時間を目安に学習を進めましょう。
もちろんこれ以上時間をかけたほうが良いのですが、一般知識は時間をかけたからといって必ずしも得点が取れる分野ではありません。
なので極力時間を少なくして他の民法や行政法に時間を使う方がベターです。
ただ毎日新聞やニュースを見たり、空き時間を利用して後ほど紹介する一般知識のテキストを読んだりして知識を積み重ねておきましょう。
一般知識で足切りにならないための学習の順番
では一般知識には3つの分野がありましたが、どの順番で勉強すれば良いのでしょうか?
結論は次の順番で学習しましょう。
なぜこの順番なのかと言うと、学習した分だけ得点が上がりやすく効率が良いからです。
特に政治・経済・社会に関しては一番対策が難しいです。なので時間があれば手をつけるといったぐらいで十分です。
過去問だけでは一般知識の足切りにならないのは無理!?
過去問だけで一般知識の目標点を取ることは難しいです。
もともとベースの知識がある方であれば別ですが、過去問の内容が今年の試験で出る確率はかなり低いです。
他の科目、特に行政法であれば過去問から出題される可能性は高いですが一般知識の場合には過去問を全て覚えてたからといって効果はあまりないです。
なので過去問は解かなくても良い!とまでは言いませんが、出題形式に慣れる程度に学習しておけば十分です。
ただし、一般知識の中でも情報通信・個人情報保護に関しては過去問から多少なりとも出題される可能性があるのでしておきましょう。
分野別で足切りにならないための一般知識の学習方法
ではそれぞれの分野でどのような学習をするべきかを解説していきます。
政治・経済・社会の学習方法
政治・経済・社会は14問中7問と一番多い問題が出題されます。
そして3分野の中で一番対策が取りにくい分野でもあります。
なぜならとにかく範囲が膨大だからです。試験前に少し学習した程度で身につく知識ではなく、長い年月をかけて身につく力だとも言えます。
まずは毎日新聞やニュースを見ておきましょう。
それに加えて以下の3つの教材をこなしておけば満点は難しいですがある程度の得点は取れます。
センター試験 政治・経済の点数が面白いほどとれる本
これは大学受験で使われている教材ですが、政治・経済について分かりやすく書かれています。
分かりやすい説明ではありますが、たまに難しい政治の言葉がサラっと出てくることもあるので分からない単語が出てきたら調べるようにしましょう。
最近の時事問題も盛り込まれていてオススメの1冊です。
公務員試験 速攻の時事


次にオススメのテキストが公務員試験『速攻の時事』です。
1冊目がテキスト式で、2冊目がトレーニング式の問題集になっています。
速攻の時事は数々の白書、公的な統計、官公庁の施策、政治・経済の動向などのデータを基に作られたテキストになっています。
この2冊をしておけばかなり力がつきます。
情報通信・個人情報保護
情報通信・個人情報保護は14問中4問出題されます。
この分野は先ほども説明したように過去問から同じ傾向の問題が出題される可能性がある分野で、しっかりと対策しておけば得点をあげることできます。
特に個人情報保護法、行政機関個人情報保護法は一般知識の中でも得点が取りやすい分野なので本番は落とさないようにしましょう。
情報通信・個人情報保護に関するテキストはあまりないのですが、次の2冊をしておけば間違いありません。
みんなが欲しかった!行政書士の教科書

まず1冊目は『みんなが欲しかった!行政書士の教科書』です。
このテキストは分野別に5冊に分かれており、その中に情報通信・個人情報保護に関するテキストが含まれています。
基本的な内容が書かれているのでまずは最初にオススメする1冊です。
読んでおけばどんな問題が出題されているのかが分かります。
60分でわかる!ITビジネス最前線

次にオススメなのが、『60分でわかる!ITビジネス最前線 』です。
近年の行政書士試験の情報通信では『ビットコイン』などに関する問題も出題されています。
この本は60分で一通りそういったITに関する知識を学ぶことができるので見ておいて損がない一冊です。
文章理解
文章理解は14問中3問出題されます。
ここは確実に3問全て正解したいところです。
一般知識は6問取れなければ足切りになると説明しましたが、この文章理解で3点取れればかなり気持ちが楽になります。
文章理解はこれまで学校などでどれだけ勉強してきたか、読解能力が高いかによって変わってきますがある程度のテクニックもあるので時間をかければ得点はあげれる分野です。
オススメの教材を2冊紹介しておきます。
公務員試験文章理解すぐ解ける直感ルールブック

公務員試験で過去に出題された問題をベースにして、文章理解を解くためのルールを解説してくれています。
文章理解で得点が取れないという方はこの1冊を読んでおくと、かなり得点をあげることができるのでオススメです。
テキスト国語・文章理解

2冊目にオススメなのが『テキスト国語・文章理解』です。
学習において最も重要な「基礎学力」の向上を目的に作られたテキストです。
文章理解が全くできないという人でも基礎から学べるオススメの1冊となっています。
一般知識で足切りにならないように気をつけよう
今回は行政書士試験の一般知識で足切りにならないための学習方法について解説してきました。
一般知識で6点を切ってしまえばその時点で不合格になる厳しい分野です。
この記事では6点を切らないための学習方法も解説してきたので、この通りに学習すれば足切りになる可能性は極めて低くなります。
今回の内容をまとめておくと次のようになります。
- 一般知識の目標点数は高めの10点で設定しておく
- 一般知識の学習時間は20〜30時間程度
- 情報通信・個人情報保護→文章理解→政治経済社会の順で学習
一般知識を攻略して、行政書士試験に今年で合格しましょう!
では最後までお読みいただきありがとうございました。