今回は行政書士とFP(ファイナンシャルプランナー)1級ならどっちがおすすめ?というテーマで記事を書いていきます。
こういった方に向けてこの記事を書きました!
この記事を読んでもらえれば、行政書士とFP(ファイナンシャルプランナー)1級ならどっちを取得するのが良いのかや、2つの資格の違いを知ることができます。
2つの資格で悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください!
目次
行政書士とFP(ファイナンシャルプランナー)1級で難易度が高いのは?
行政書士の資格を取得するのに必要な時間は600~800時間と言われているのに対し、FP1級に必要な時間は300~600時間と言われています。
実際の合格率は行政書士が10%前後を推移し、FP1級の学科試験は10~15%、実技試験は80%以上と言われており、若干FP1級の合格率が高いことがわかります。
ただし、誰でも受けられる行政書士とは異なり、FP1級の受験をするためには2級を取得した上で1年以上FPとして実務経験を積むか、FPとして5年以上の実務経験を積んでいる必要があります。
行政書士とFP(ファイナンシャルプランナー)1級で年収が高いのはどっち?
行政書士の平均年収は600万円、FP1級の平均年収は350~400万円と言われています。
ただし、行政書士は独立している人が多くいらっしゃるので、個々の能力によっては高収入の方もおり、全体としての平均が上がってしまいます。
実情がわかりやすい収入の中央値は400~450万円となっています。FPを取得した方は反対に一般企業で働いてらっしゃる方がほとんどなので、一般企業で勤務されている方の平均収入と近い年収になります。
行政書士とFP(ファイナンシャルプランナー)1級の仕事内容の違いは?
行政書士は各省庁や県庁、市・区役所に提出する書類を作成したり、これらを提出する手続きの代理を行ったりといった法律にまつわる仕事をします。
また、作成する書類の相談に乗ることもあります。
一方、ファイナンシャルプランナーは金融にまつわる顧客の相談に乗ったり、計画を立てたりしますが、独占業務はありません。
FPは金融にまつわる仕事をする上で法律が絡んでくるといった、法律に対する認識の違いも二つの職業には存在します。
行政書士とFP(ファイナンシャルプランナー)1級ならどちらの資格がおすすめ?
資格を取得する目的によってどちらを取得すべきかは変化します。独立して開業することが目的であれば行政書士、就職や転職、昇給を目的としている場合はFPを取得した方がいいです。
ただし、FPを取得して有利に働く企業は銀行や保険会社といった金融にまつわる会社のみとなります。
FPの資格を取得していることのみで独立開業するのはよほどビジネスが確立していない限りかなり難しいです。
一方、行政書士は行政書士や司法書士事務所での勤務は可能ですが、枠はあまり多くありません。
行政書士とFP(ファイナンシャルプランナー)1級のダブルライセンスは相性が良いのか?
二つの資格の相性はかなり良いと考えられています。
行政書士として会社の設立の際に書類の政策で携わった会社に、会社設立後も金融の相談に乗ることができるので長い付き合いを続けることができるというビジネスモデルを確立することができます。
また、相続を取り扱う際にFPとして計画を立て、行政書士として実際の手続きができるようになります。一人で一つの相続案件を解決できるというのは顧客満足度にもつながり、メリットが多いです。
FP(ファイナンシャルプランナー)は何級を取った方が良い?
1級取得は勉強面でも手間の面でも難易度が高いため、2級や3級をとって満足される方もいらっしゃいます。
ダブルライセンスの場合は、対顧客において価値が出てくるのは2級以上になります。実技が3級の合格率が学科が80%前後、実技も80%前後に対して、2級は学科が40%前後、実技が60%と一気に合格率が下がり、2級は狭き門となっています。
勉強する時間が取れるのであれば、活用できるという意味では2級を取ることをお勧めします。
行政書士の試験概要
行政書士試験は総理大臣より指定され、一般財務法人行政書士試験研究センターを指定試験機関として、各都道府県の知の委任の元に行われます。
年齢、学歴、国籍に関係なく、誰でも受験することが可能です。試験は毎年1回、11月の第2日曜日の午後1時~4時に行われます。
試験科目は「行政書士の業務に関し必要な法令等」では憲法、行政法、民放、商法、基礎法学の中から出題され、択一式及び記述式です。
法令に関しての出題は、試験が行われる年度の4月1日に施行されている法令を範囲として行われます。
「行政書士の業務に関連する一般知識等」では政治・経済・社会、情報通信・個人情報保護、文章理解の科目から出題され、択一式です。
試験は筆記試験です。
試験場所は毎年7月の2月に発表されます。全国の試験場の中から住民票に記載されている住所に関わらずどこでも受験することが可能です。
受験手数料は7,000円です。地震や台風といった事情で試験が行われなかった場合以外で返金されることはありません。
FP(ファイナンシャルプランナー)1級の試験概要
1級ファイナンシャル・プランニング技能検定は厚生労働大臣より日本FP協会が指定試験機関として指定され行われる国家検定です。
合格者には厚生労働大臣の名前で合格証書が発行されます。インターネット申請と書面申請の2種類の受験申請方法があります。
受験手数料2,0000円の支払い方法ははインターネット申請の場合はクレジットカードかコンビニエンスストア、書面申請の場合は銀行口座への振り込みです。
試験科目は関連業法との関係及び職業上の倫理を踏まえたファイナンシャル・プランニング、顧客データの収集と目標の明確化、顧客のファイナンス状況の分析と評価、プランの検討・作成と提示です。
問題中の法令に関する出題は受験する年の4月1日に施行されているものを基準とします。ただし、試験範囲内の時事問題は出題されます。
実技試験と筆記試験があり問題数は2問、制限時間は120分で合格基準は100点中60点です。
全国14地区で試験は行われます。移住地に関係なく試験会場は選べますが、地区内の会場までは選べません。
行政書士とFP(ファイナンシャルプランナー)1級どちらにしても通信講座がおすすめ!
今回は行政書士とFP(ファイナンシャルプランナー)1級ならどっちがおすすめ?というテーマで記事を書いてきました。
結論としては、独立して開業することが目的であれば行政書士、就職や転職、昇給を目的としている場合はFPを取得した方が良いということでした。
とはいえ、どうすれば最短で合格することができるのか気になりますよね。結論としては通信講座を使った学習方法がおすすめです。
なぜなら通信講座を使えば、学習の効率性をUPさせることができるからです。
どんな行政書士試験に合格するためにどんな通信講座を選べば良いのかは別の記事を参考にしてみてください。