民法

相続の承認と放棄とは?

今回は相続の承認と放棄について説明します。

“お悩み君”
“お悩み君”
相続の承認や、放棄っていつまでにしなければいけないんだろう?

今回はこういった疑問に答えていきます。

今回の記事を読んでいただければ次のことがわかります。

今回の記事で分かること
  1. 相続の承認にはどのようなものがあるのか?
  2. 相続の放棄はできるのか?
  3. 相続の承認と放棄はいつまでにしなければいけないのか?

相続に関するこんな疑問を解決できるはずなのでぜひ最後まで読んでみてください。

相続の承認

まずは相続の承認について説明していきます。

相続の承認には2つの方法があります。

  1. 単純承認
  2. 限定承認

1つずつ解説していきます。

単純承認

単純承認とは、被相続人の権利義務を全て承継する承認方法になります。

例えば父親が1億円の借金をしていたとして、子供が相続の時に単純承認をした場合には1億円の借金全てを相続することになってしまいます。

父親の借金の存在をしならずに単純承認をしてしまうと大変なことになってしまうので相続をする人は気をつけましょう。

単純承認については民法920条に規定されています。

第920条
相続人は、単純承認をしたときは、無限に被相続人の権利義務を承継する。

何も知らずに単純承認をしてしまうと大変なことになるから気をつけるんだぞ!

限定承認

2つ目が限定承認です。

限定承認は名前からもわかるように単純承認と違い、被相続人の一部の権利義務を承継する方法です。

先ほども説明したように父親がもし1億円の借金をしているかもしれません。にもかかわらず単純承認をしてしまうと大変なことになります。

そこでこの限定承認を使うことで、プラスになる時には相続するということを選択できるのです。

父親に7千万円の借金があったとして、1億円の資産があれば残った3000万円を相続することができます。

反対に2億円の借金があったとして、1億円しか資産がなければ相続人は1億円の範囲で負債を負えばいいので結果としてプラスマイナス0です。

この限定承認が単純承認と違うのは、家庭裁判所へ申し立てが必要だという点です。

限定承認については民法の922条に規定されています。

第922条
相続人は、相続によって得た財産の限度においてのみ被相続人の債務及び遺贈を弁済すべきことを留保して、相続の承認をすることができる。

相続の放棄

では初めから相続をすることを放棄することはできるのでしょうか?

結論から言うと相続人は相続の放棄をすることができます。

それが民法の939条に規定されています。

第939条
相続の放棄をした者は、その相続に関しては、初めから相続人とならなかったものとみなす。

つまり被相続人の権利義務を相続したくない!と思えば相続の放棄をしてしまえばいいのです。

相続の承認、放棄はいつまで?

では相続の承認、放棄はいつまでにすればいいのでしょうか?

民法915条には相続の放棄について次のように規定されています。

第915条
1. 相続人は、自己のために相続の開始があったことを知った時から三箇月以内に、相続について、単純若しくは限定の承認又は放棄をしなければならない。ただし、この期間は、利害関係人又は検察官の請求によって、家庭裁判所において伸長することができる。

よって相続人は相続開始を知った時から3ヶ月以内に相続の承認または放棄をしなければいけません。

もしこの期間に何もしなければ、相続人は単純承認をしたとみなされてしまいます。

もし被相続人が借金をしていた場合には大変なことになってしまうのでこの期間をしっかりと覚えておきましょう。

何もしないまま3ヶ月が経過すると単純承認とみなされるので気をつけるんだぞ!

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回は相続の承認と放棄について解説してきました。

今回の内容を簡単にまとめると次のようになります。

まとめ
  1. 承認の方法には単純承認と限定承認がある
  2. 相続の放棄はできる
  3. 相続開始を知った時から3ヶ月以内に承認も放棄もしなければ、単純承認をしたとみなされる

今回の内容でわからないことや、ここをもっと知りたい!などあればぜひコメントお待ちしております。

では最後までお読み頂きありがとうございました。

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