民法

占有権と所有権の違いとは?

今回は占有権と所有権の違いについてご紹介します。

“お悩み君”
“お悩み君”
占有権と所有権ってどう違うんだろう?名前は似ているけどどんな違いかよくわからない。

こういった疑問を今回は解決していきます。

この記事を読んでいただければ次のようなことがわかります。

今回の記事で分かること
  1. 所有権とは何か?
  2. 占有権とは何か?
  3. 2つの権利の違い

読み終わった後には『占有権』と『所有権』の違いがはっきりと理解できるはずなのでぜひ最後まで読んでみてください。

所有権とは?

所有権とは物の権利を持っている状態のことですね。

例えば周りを見渡してみてあなたの周りにあるペンや本、テレビやソファーなどなど基本的には所有権はあなたにあるはずです。

誰かから借りているというものは別ですが。笑

不動産であれば登記簿に名前が載っている人がその不動産の所有者ということになります。

ですが所有権を誰が持っているか?というのは実は『目に見えない状態』ですよね。

不動産の登記簿にあなたの名前が記載されていても、いま現在で実際に今住んでいる人があなたの家族の人であれば他の人はあなたがその不動産の所有権を持っているとは思わないはずです。

きっとその家族の人が所有権を持っているに違いないと思うでしょう。

所有権のポイントは、『目に見えない権利』だということ。

占有権とは?

では一方で占有権とは何なのでしょうか?

占有権は先ほどの所有権とは真逆のもので、『目に見える権利』という風に言えます。

例えば友達のペンをあなたが借りて使っていても、あなたは占有権利を持っていることになります。

他の人から見たらそのペンが『友達のペン』なのか『あなたのペン』なのかは分からないのです。そしてこの『他の人』を守る人を作られた制度が『即時取得』です。

詳しくは別の記事で書いているので参考にしてみてください!

民法192条の『即時取得』の要件とは?今回は民法192条の『即時取得』の要件について説明してきます。 今回はこんな疑問を解決していきます。 この記事を読ん...

占有権は『目に見える権利』で実際にその物を持っている人に発生をする権利なので泥棒にも占有権は存在するんですよ!泥棒にも権利があるなんてなんだか変な感じがしますね。笑

占有権とは、所有権とは違って『目に見える権利』のこと

占有者が費用を負担したらどうなる?

ではもし泥棒が占有物(盗んだ時計)を修理した場合には費用はどうなるのでしょうか?

泥棒なんだから修理費なんて払わなくてもいいでしょ!と思いがちですが、実は泥棒に対しても修理費を払う必要があるんです。

これが民法196条に記載されています。

民法196条
占有者が占有物を返還する場合には、その物の保存のために支出した金額その他の必要費を回復者から償還させることができる。ただし、占有者が果実を取得したときは、通常の必要費は、占有者の負担に帰する。

なので私たちは例え泥棒であっても修理をしてくれたのならその費用は負担をしなければいけないのです。

所有権と占有権の違いは?

さてここまで所有権と占有権について説明してきたので大まかにでも2つの権利の違いが理解できたのではないでしょうか?

簡単にいうと所有権は『目に見えない権利』、占有権は『目に見える権利』ということになります。

マンションの大家さんが『所有者』でマンションに実際に住んでいる人が『占有者』と考えるとすごくイメージがしやすいですね。

マンションの所有者が誰かなんて見ただけでは絶対に分からないですもんね。

目に見ない権利が『所有権』、目に見える権利が『占有権』と覚えよう!

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回は占有権と所有権の違いをご説明してきました。2つの権利の違いは理解いただけたでしょうか。

今回の内容を簡単にまとめると次のようになります。

まとめ
  1. 目に見ない権利が『所有権』、目に見える権利が『占有権』
  2. 占有者が費用を払った場合には所有者はたとえ泥棒であっても、後からその費用を渡さないといけない

もっとここを説明してほしい!などあればぜひコメントをお待ちしております!

では最後までお読みいただきありがとうございました。

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