債権

債権権者代位権の効果と要件とは?

今回は債権者代位権の効果と要件について説明していきます。

債権者代位権とはどんな権利ですか?と聞かれた時にあなたは答えることができますか?

簡単に説明できるよ!と答える人は多くないはずです。

そこで今回はこの債権者代位権に焦点を当てて説明をしていきます。

今回の記事を読んでいただければ次のようなことがわかります。

今回の記事で分かること
  1. 債権者代位権とは何か?
  2. 債権者代位権はどんな要件の時に使えるのか?
  3. 債権者代位権の効果の範囲はどこまでか?

ぜひ最後まで読んでみてください。

債権者代位権とは?

では債権者代位権とはどんな場面で使える権利なのでしょうか?

簡単に説明すると、債権者が債務者の権利を代わりに使うことができるのです。

債権者代位権の具体例

例えばAさんがBさんに100万円を貸していたとします。

しかしBさんはお金に困っていて、Aさんに100万も返すことができない状態でした。

しかしこのBさん、実は1年前にCさんに100万円を貸していたのです。

ただBさんとCさんは昔からの友達で、BさんはCさんにお金を返して!と言えないでいたのです。

これを知ったAさんは、『いや、Cさんから100万円を返してもらって自分への返済にしてよ!』と考えますよね。

そこで登場するのが、債権者代位権です。

結論から言うとこの場合AさんはBさんの代わりにCさんに対して直接100万円を自分に返してと請求することができるのです。

つまりお金を貸したAさんからするとこの債権者代位権はすごくありがたい権利なのです。

第423条
1. 債権者は、自己の債権を保全するため、債務者に属する権利を行使することができる。ただし、債務者の一身に専属する権利は、この限りでない。

ではどんな要件が揃った時にこの債権者代位権は使うことができるのでしょうか?

債権者代位権の要件とは?

債権者代位権が使えるには以下の3つの要件が必要になります。

  1. 被担保債権が弁済期にある
  2. 債務者が無視力であること
  3. 債権者がまだ権利を行使していない

ここではその3つの要件を1つずつ説明していきます。

被担保債権が弁済期にある

まず一つ目の条件が被担保債権が弁済期にあるということです。

これは先ほどの例に当てはめて考えると、AさんがBさんに貸した債権の弁済期が到来している必要があるということです。

まだ弁済期がきていないのにもかかわらず、BさんのCさんに対する債権を代位するのはおかしな話ですもんね。

債務者が無視力であること

次の要件が、債務者が無理力であるということです

もしBさんが1000万円貯金をしているのであればAさんがわざわざCさんに対して債権者代位権を使う必要がないからなのです。

あくまでもBさんが債務を履行できないときに代位することができるのです。

債権者がまだ権利を行使していない

最後の要件が、債権者がまだ権利を行使していないということです。

すでにBさんがCさんに対してお金を返せ!と言っているのにもかかわらず横からAさんも出てきてCさんにお金を返せということはできないのです。

以上の3つの要件が揃った時に債権者代位権は使うことができます。

債権者代位権の効果の範囲とは?

では債権者代位権はどのような範囲で行使することができるのでしょうか?

例えばAさんがBさんに100万円を貸していて、BさんがCさんに200万円貸していたような時にAさんはCさんにいくら請求することができるのでしょうか?

結論としては100万円になります。

あくまでも債権者代位をすることができるのは被担保債権の額の範囲内になるのです。

債権者代位をできるのは被担保債権の額の範囲内だぞ!!

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回は債権権者代位権の効果と要件について取り上げてきました。

今回の内容を簡単にまとめると次のようになります。

まとめ
  1. 債権者代位権には3つの要件が存在する
  2. 被担保債権が弁済期がきている
  3. 債務者が無資力である
  4. 債務者がまだ権利を行使していない

今回の内容でここがわかりにくかった、ここをもっと教えて欲しい!など要望があればぜひコメントをお待ちしております。

では最後までお読み頂きありがとうございました。

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