民法

一括競売の要件とは?

今回は一括競売の要件について説明していきます。

“お悩み君”
“お悩み君”
一括競売ってどんなことするの?要件とかあるなら教えて欲しい。

今回の記事ではこんな悩みを解決していきます。

この記事を読んでいただければ次のようなことが分かります。

今回の記事で分かること
  1. 一括競売とは何か?
  2. 一括競売の要件
  3. 一括競売によって受け取れる金額

今回の記事を読んでいただければ一括競売をするにはどのような要件が必要なのかが理解できます。

括競売は試験でも出題傾向が高いのでしっかりと整理しておきましょう。

一括競売とは?

そもそも一括競売とはなんなのでしょうか?

民法389条には一括競売について次のように規定されています。

第389条
1.抵当権の設定後に抵当地に建物が築造されたときは、抵当権者は、土地とともにその建物を競売することができる。ただし、その優先権は、土地の代価についてのみ行使することができる。

2.前項の規定は、その建物の所有者が抵当地を占有するについて抵当権者に対抗することができる権利を有する場合には、適用しない。

つまり一括競売とは抵当権を設定した土地と、その土地の上に建物を一括して競売にかけることを言います。

一括競売:抵当権を設定した土地とその上の建物を一括で競売すること

一括競売の要件

ではどのような要件が揃えば、一括競売をすることができるのでしょうか?

一括競売の要件には大きく次の2つあります。

  1. 土地に抵当権が設定される
  2. 建物が築造される

では1つずつ説明していきます。

土地に抵当権が設定される

まず1つ目の条件として、土地の上に抵当権が設定される必要があります。

この時に土地の上に建物が存在してはいけません。

あくまでの土地のみの状態で抵当権が設定される必要があります。

建物が築造される

次の要件としては、抵当権が土地に設定された後に建物が築造される必要があります。

抵当権が設定された土地の上に建物が築造された時、一括競売の要件が揃うことになります。

この時に初めて抵当権設定者は、土地と建物を一括競売できるのです。

一括競売をするには、土地に抵当権が設定されており、その後に建物が築造されるという2つの要件が必要だ!

一括競売で受け取れる代金

さて上の2つの条件が揃った時に、抵当権者は一括競売をすることができると説明してきました。

では、抵当権者が受け取れる金額はいくらなのでしょうか?

ここが一括競売での最大のポイントとなります。

結論:土地の代金のみ

結論としては抵当権者は、土地についての代金のみを受け取ることができます。

建物の代金を受け取ることはできません。

例えば土地が500万円、建物が300万円の合計800万円が競売代金だったとしても、抵当権者は土地分の500万円しか受け取ることができないのです。

あくまでも一括競売において受け取れるのは土地の代金のみということを覚えておきましょうね。

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回は一括競売の要件についてまとめてきました。

今回の内容を簡単にまとめると次のようになります。

まとめ

         

  1. 一括競売とは、土地とその上の建物を一括で競売にかけること
  2. 一括競売をするには土地に抵当権が設定される、建物が築造されるの2つの要件が必要
  3. 一括競売で受け取れるのは土地の代金のみ

今回の記事で分かりにくかったところや、もっとここを説明してほしいなど要望があればぜひコメントお待ちしております。

では最後までお読み頂きありがとうございました。

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